赤く燃える人を思う
今日(2018/7/6)、渋谷すばるくんが最後のミュージックステーションのステージとなりました。
2018年4月15日。ファンクラブに送られたメールから私は時が止まったような感覚だった。
「渋谷すばる 脱退」
この言葉が飲み込めるまで、(いやまだ飲み込めてないかもですが)私は抜け殻のようになっていた。大好きなエイトの曲は聞けなかったし番組もみれなかった。信じられないことばかり。
でも忙しい日々や時間というものは偉大で、そんな大きなことが私を取り巻いても以外と上手く生活できたし、なんなら現実逃避するかのようにking&prince にもハマった。
荒波を俯瞰しているような私にすばるくんはいろんなものの最後を迎えていた。
テレ東、ジャニ勉のロケ、本編、そしてミュージックステーション(次は関ジャムもある)。
現実から逃げるようにエイト降りを決めた私は腹が座っていたし、脱退の理由も、ツアーに参加しない意思も7年(古参からすればまだまだかもしれませんが)すばるくんを追い続けたから納得したし、ヤスくんのことも心配だったから割と冷静にこの「7人で最後」期間を受け止めていた。
でも私は冒頭のがむしゃらから涙が止まらなかった。寂しくて辛くて此の期に及んでも銀河1かっこいい自担を自慢したくて止まなかった。
すばるくんはなぜ涙を溜めていたの??
もう私にはこの期間、すばるくんが前を見ていること、6人も6人で前を見ていることを実感してこの「7人で最後」期間はエイトやすばるくんのためにあるのではなく、オタクのために存在しているとしか思えなかった。すばるくんは心の中でいろんな気持ちの整理終わっているし、6人も終わっている。
でもなんで泣いたの?
中3の時にたまたま見に行ったエイトレンジャーで赤色が好きな私はすばるくん@薫ちゃんが気になって映画を観たあとすばるくん並びに関ジャニ∞を調べまくった。そしてハマった。当時バンド狂で本人が書く歌詞以外ニセモノだ!口パクなんてもってのほかだ!!!と表現することを排斥していた私にはアイドル「なのに」ファンキーな関ジャニ∞、アウトローでロッカーな渋谷すばるに惹かれた。
当時買った某ドル誌のインタビューで「アイドルは他人の歌詞を歌うものだと思ってる人もいるかもしれないけど」という言葉はその時の私にすごく刺さった。
アイドルだけどアイドルっぽくないすばるくんに惹かれ、同時にアイドルの面を持つすばるくんも好きになった。
無責任な全方位ファンサやピースはすばるくんらしかったし、自分のお顔の良さを発揮し尽くしたカメラ目線もすばるくんらしかった。
7年。私が好きだったこの間に私は私なりにすばるくんらしさを誇りに思えていた。誇らしかった。真っ直ぐで不器用なすばるくんらしさが大好きだった。
今回のすばるくんの決断は自分勝手でわがままでしかない。でもそれを許せるような世界であるのは、関ジャニ∞やファンがすばるくんらしさを理解し愛していたからだったと思う。
だからこそいろんなことを飲み込もうとした。しんどかったけど。
すばる泣くなよ、絶対。私も他のファンも多分すばるくんだって思ってた。
泣いたら自分が飲み込もうとしたことも堰を切ったように溢れ出してしまう。
涙目になったときひたすら願った。
すばるくんの背負った覚悟と6人になることを思って私はぽろぽろ泣いていた。
ギラギラと演奏する彼らを赤いライトが包んだとき本当に心のそこから関ジャニ∞を応援していてよかったと思った。こんなにカッコいいグループ早々いない。そしてもういない。
寂しいなぁ。
私の追い続けたアオハルが終わる。